陸域生態系の長期変化観測と気候変動の
影響評価および適応に関する研究
適応PGのPJ1~3に対応し次の研究を実施する。
- PJ1:高山から海浜までを含む広範な陸域自然生態系を対象に過去に行われた生態系データの収集および統合を行い、過去と同様の観測を実施することで、広域・長期の陸域生態系変動および重要種の分布変化情報を取得する。また、高山・森林生態系における観測技術の高度化を行う。
- PJ2:その上で、生態系の変動パターンや重要種の分布変化と過去の気候変動および他の人為要因との複合的な影響を解析し、気候変動に対する生態系・生物種の脆弱性の評価・予測を行う。
- PJ3:全国スケールで陸域植生タイプごとに対策優先度の高い地域の選定や適応オプションの整理を行う。さらに、国立公園の適応管理指針策定プロジェクト(山野:国立公園提案)に必須の基盤情報を提供する。