気候変動による日本およびアジア太平洋域の
大気汚染の変化とその環境影響評価
- (1)アジア太平洋地域を対象として、都市域や森林火災域における大気汚染状況を観測またはデータベース化することにより各国のトレンドや現状などを把握した上で、そうした大気汚染のモデル計算を高度化するために、汚染物質排出量や気象・反応パラメータを再評価する。
- (2)過去における日本の観測データと大気化学モデルの計算結果を解析して気候変動に対する大気汚染の感度とその決定機構を明らかにする。
- (3)植物実験を行って植生影響評価モデルの高度化に取り組み、将来の気候変動による大気汚染変化のモデル計算を行って、それを用いた健康や農作物生産への影響を評価する。
- (4)気候変動が大気汚染に与える影響、およびその健康・植生影響を広く文献等調査し、各種影響の低減に向けた適応策の検討に資する情報の提供を行う。
研究対象
- 健康その他の健康への影響
- 温暖化と大気汚染の複合影響