アジア域の陸域生態系機能評価と適応策
- (1)衛星データによるアジア熱帯域における森林火災の現状把握とモデルによる気候変動下の森林火災増加に関する将来の確率的な予測を行い森林機能の劣化を評価する。また大気グループと協力し大気への影響を評価する。
- (2)衛星観測により気候変動によるアジア陸域生態系サービス劣化をマクロ的に評価する手法を検討する。
- (3)世界最大規模のチャンバー観測ネットワークを用いて、北海道の最北端から赤道付近のマレーシアまでのアジアの広域トランセクトに沿って、代表的な陸域生態系における土壌呼吸等の観測により現行の気候変動と生態系機能の変化の関係を評価するとともに、10ヶ所の森林において人工的な温暖化操作実験を行い、気候変動に対する森林土壌環境への影響や応答を評価する。
- (4) これらから、アジアの森林への気候変動影響を評価し、適応策を検討する。