本研究では、気候変動がエネルギー需給に及ぼす影響に着目し、日本においてエネルギーシステムを対象とした気候変動適応策検討に際して基礎となる知見を整備するとともに、気候変動により特に影響を受けると見込まれる再生可能エネルギー(太陽光及び風力発電)を対象に、複数の気候モデルの結果を利用して将来の時間別・年間発電量への影響評価を行う。また、結果を踏まえた将来のわが国の電力供給シナリオへの含意を検討する。